世界中が短小に悩む

短小について比較的新しいデータとして、2007年6月にイギリスの泌尿器科医協会が発行した機関紙で発表された論文の中に、ペニスのサイズについて詳しく調査されているものが掲載されていました。その中には短小コンプレックスに触れている話や世界のペニスサイズの平均などさまざまな調査結果が記されています。気になるその調査結果ですが、勃起時のペニスサイズは世界平均は14〜16p、自身のペニスサイズに対する意識調査では標準以上だと思っている人が22%、標準だと思っている人が66%と標準以下だと考えている人は割と少ないようでしたが、そのサイズに満足しているかという質問に対しては満足していると答えた人は55%程度だったそうです。

また、日本人に限らず自らのペニスを小さく感じている人の37%がAV男優などを比較対象にしてしまい小さいと感じていたことが明らかになっています。残りの63%も幼少期に友人と見せ合った時の経験からなるトラウマのようなものを感じているということで、実際に成人後の比較をして小さいと実感している人は調査の中では1%に満たない様です。同調査内では女性に対する意識調査も行っており、85%の女性が現在の相手のサイズに満足しているという回答を得たという結果も出ています。

別の調査によると世界15ヶ国で国ごとの平均ペニスサイズを算出したデータがありました。その結果、日本は8位でおよそ13pと丁度真ん中に位置します。極端な言い方をすれば日本人の平均サイズのペニスこそ世界標準とも言えるかもしれません。参考までに同調査の1位はフランスの16.7p、15位が韓国の9.4pだそうです。

他にも『銭湯などで他人のペニスを見て比較したときに自分のペニスが小さいと感じる』ケースの多くは『ペニスを隠していない人は平均以上の大きさだと実感したから隠していないのであって、隠された平均であっても自信がないもしくは平均以下の大きさのペニスは視界に入らないから余計に周囲の人のペニスが大きい人ばかりに思えただけ』という話もあります。結局はコンプレックスからくる短小意識が小さいと思わせているだけの場合が多いようです。そのほか、視点の違いによる錯覚で自分のペニスが小さく見えるという説もあり、自身のペニスは高位置から見下ろす形になるが、他者のペニスは全体像の中に捕らえることができるため自分のペニスが小さく見えてしまう、という話です。

なお、webサイトでよくみかける短小改善機器やクリニックなどの宣伝で見かける『日本人の平均ペニスサイズは15p以上』とかいう広告は自主参加のアンケートを口頭で集めた結果などであり、見栄で覆われた自主申告や営業目的の誇大広告だったりします。

 
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