ストッキングにキシリトールって?

キシリトール入りだけど、ガムではありません。

スーパーで先日、「キシリトール」をデカデカとパッケージにうたう、ストッキングを見つけた。

でも、ストッキングにキシリトールって?「キシリトール=虫歯予防、ガム」というイメージがあるけど……。

製造元のフクスケに聞いてみたところ、実はキシリトール入りの商品は3〜4年前に開発され、当時は種類も多かったが、今は1品種のみになっているのだという。

「クールな触感、ヒンヤリ感として出したのですが……反響があまりなかったので、縮小方向になっているんです」

やっぱり「キシリトール=ガム」のイメージが強すぎたせい?と聞くと、

「夏限定の商品がいろいろあるなかで、訴求力がなかったのだと思います」とのこと。

今はストッキングも「付加価値」をいろいろ入れないと売れないのだそうで、夏の季節商品としては「UV加工」「消臭」「吸水性」などが主流、というか、当たり前に備えられた機能になっているのだそうだ。

また、他にも、夏向き商品としては「オープントゥ」「ローライズ」「サンダル用のすべりどめつき」などが人気だとのこと。

そういえば、購入した「キシリトール パンティストッキング」のパッケージにも、「UV紫外線対策加工」「キシリトール加工」「吸汗加工」「静電気防止加工」「サンダルにOK! つまさきすっきりきれい」「涼仕立て パンティ部涼設計メッシュ」などなど、様々な機能をうたうコピーが咲き乱れている。

ストッキングはいま、いかにたくさんの機能を搭載しているかで競い合う、けっこうハイテクなものになってるんだろうか。

というわけで、残念ながら、フクスケではあまり浸透しなかったらしい「キシリトール」。

でも、調べてみると、他社でもキシリトールを入れたストッキングはいろいろ出ているし、そのほかにも、「保湿成分」として化粧品や入浴剤に使われていたり、吸熱作用があるということから、シャツなどに利用されることもあるらしい。

ガムだけじゃなく、地味にいろいろ役立ってます、キシリトール。

 
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