パンティをはく男たち

柳腰亭のパンティ愛好家に宛てたメッセージの中で、男が女性下着を身に着けることに否定的な私の立場を明らかにしました。でも私がいくら嫌がっても、それを穿きたい男性を阻止することはできません。

柳腰亭も開設当初には掲示板がありまして、数名の常連さんが出入りしていました。ほとんどが女性下着の愛用者みたいでした。自分でキャミソールを縫って着ちゃうという本格派(男性)も。
閉鎖的な空間で好きなこと書けるから、彼らにとって居心地が良かったみたいです。

女性下着のどこがいいんでしょう。見た目は綺麗だけど、体型に合わないでしょうに。

うちには男性用ブリーフやビキニが余ってますが、ぴったり来ないから私がはくわけにいきません。

どうやらパンティ愛用者はサイズにコンプレックスを抱えているらしいんです。

あっ、あっ。私の意見じゃありませんよ。上の常連さんのひとりによる証言ですっ。おまけに誰も反論しなかった。

ふと思い出したのが『ルパン三世』。けっこう古い話で、うろ覚えなのだけど。

不二子がお宝を独り占めにして姿をくらまし、血相を変える次元に、ルパンは慌てず騒がず「こんなこともあろうかと、女のパンティに探知器を仕掛けておいたんだ」

すると次元、「そのパンティはおまえがはいてるじゃないか」ちょん。

ならば不二子ちゃんは何もはかずに逃げたのか...ささやかな疑問はおいといて、あのルパンだってはくんだぜ。もはやパンティをはく男をヘンタイ呼ばわりはできないよ。

そうかなあ。

柳腰亭には英語版もあります。よって、世界中の愛好男性からメールをいただきました。

海外のパンティ着用男性にはゲイが多いようだが、日本ではそうでもないようです。妻と共用中のオジサマもいらっしゃいます。娘と共有したい、なんて人も。や、やめてくれ。そんなことを喜ぶ娘がいたらビョーキじゃ。

ストレートなのに女性下着を穿きたがる...これこそ日本人男性の倒錯的な一面を示すものではないでしょうか。パンティを衣類ではなく、(興奮するための)小道具のように扱っているのです。

そんなもんに頼らないと機能しないほどストレスがたまってるとしたら、まことにお気の毒です。

 
55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット